どことなく
寂しげな、
久美子の一人息子、優太…。
考えてみれば…
久美子も、一人娘。
4代目の父…
正(ただし)の頭には
きっと…
久美子に婿を取らせて…。
ふつうに考えたら…
そんな想いが
あったんじゃないかと
思いました…
久美子の母、節子は…
他界して
もう3人の傍にはいない。
正を演じた
平泉成さんは…
そのコメントの中で
こんなことを、語りました。
平泉成さん「正の気持ちは
とてもよく理解出来ます。
私も頑固ですし
自分に置き換えて見ると
非常に分かり易いです。」
平泉成さん「片や、
何十年も饅頭を作り
片や、54年も役者をやってきた…
彼は、一徹と言うか
一つの仕事を続けて来て
奥さんに言われたことを
頑なに、じっと守り続けてる。」
平泉成さん「正と、この大須の街が
リンクするようなところを
演技で見せていきたいですね…」
何かを抱え…
27年ぶりに、ここ
大須に帰ってきた、久美子。
そんな久美子の傍らで…
少しづつ、街に馴染でいき…
変わっていく
優太の姿に…
久美子も、また
この街を…
この街の素晴らしさを感じ変わっていきます。
長く… 長く…
解けなかった糸…
解いてくれたのは…
もう、失ってしまったと
思っていた、ふるさと…
『大須』でした――
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